みなさん、こんにちは。

あるお客様から相談を頂いた、アルミサッシの強度についての話題です。

古い木造建築で、出入り口、あるいは縁側など、広い範囲でアルミサッシに入れ替えたお宅も多いかと思います。
しかし、このアルミサッシ、強度の上ではとても脆い素材ですから、ここに一気に荷重が掛かってしまいます。
上からの重みだけでなく、横からの力や、これらが複合的にからみ合ってのねじれの力などが弱い箇所に集中的に集まります。
とりわけ、一面を大きく開放した南側や出入り口などとなると、大地震の際に逃げ道を失うことにもなりかねません。

アルミサッシに入れ替える際に、的確な強度計算等を行って、躯体の補強や屋根の軽量化を行っていれば大丈夫ですが、単にアルミサッシを入れ替えただけの場合は、それで本体の強度を大きく損なっている可能性がありますので、至急の診断をお勧めします。