「鉄筋コンクリート造りの家なんですが、そちらのホームページで耐震の記事を見て、電話をしています。」
先日、当社のホームページにアクセスいただいたお客様より、こんな電話を頂きました。

みなさん、こんにちは。
(今回は、冒頭の書き出し部分を敢えて変えてみました)

鉄筋コンクリート造なら耐震性は大丈夫では?、と思いましたが、電話だけでは詳しい状況まではわかりませんので、まずは現地を見に伺いました。

お客様のお宅は、鉄筋コンクリート造りながら、1Fが駐車場、2Fが住居という構造です。
1Fが倉庫のようで、柱で上部を支えているものの、この空間の途中の柱や壁がないことがお客様の心配の原因のようです。
そして何より、お客様が「震度1でも結構揺れる」と心配されて、耐震診断を希望されています。

耐震性は家屋だけでなく、それを支える基礎も考慮が必要ですし、もっと言えばその土地の地盤自身の影響も大きく受けるものです。

鉄筋コンクリート造りの家屋でも、昭和56年5月末までに建てられた建築物であれば、毎回ご紹介している、住宅耐震補助の対象となります。
香川県の場合、耐震診断で90%(上限9万円)まで、耐震改修工事の場合は上限90万円までの全額が補助されます。
ただし、簡易改修工事に対する補助は木造住宅のみを対象としていますので、鉄筋コンクリート造りでは、こちらは対象になりません。

なお、家を建てた時の図面や書類等、躯体に使った材料等が分かる資料等があれば、ご用意下さい。
もしない場合は、鉄筋コンクリート造りの場合、壁の一部を壊して、鉄骨の大きさ、太さや、本数、施工方法を調べて、また元に戻す作業を要する場合があります。

全体的に、鉄筋コンクリート造りの家屋の場合、木造家屋に比べて、耐震診断も耐震改修工事も費用が高くなりますので、ご了解下さい。

ですから、補助金が使用できる今がまさにチャンスです!。