みなさん、こんにちは。

耐震診断で「安全」のお墨付きが出れば良いのですが、そうでないケースも相当数見られます。
耐震診断でまず目指す評点の数値は「1.0」です。

繰り返しになりますが、この評点(=「上部構造評点」)とは、以下のように分類されます。

上部構造評点 判定コメント
1.5以上 倒壊しない
1.0以上1.5未満 一応倒壊しない
0.7以上1.0未満 倒壊する可能性がある
0.7未満 倒壊する可能性が高い

震度6強~7程度の地震が起きた際の想定です。

実際にどの程度の数値なら対策をすべきかは、もちろんお客様の判断ですが、耐震改修工事の費用が補助金で賄えるとなると、「いずれ」とか「そのうち」といった感じで先送りすることなく、検討をしてみようと思われる方が増えてきました。

そんな中、耐震の診断結果について、以下の様なお問い合わせがありました。

【質問】

耐震診断の結果の評点が「0.72」でした。
とりあえず、「倒壊の可能性が高い」状態ではないものの、「倒壊する可能性がある」という診断になります。
そこで質問です。
もし、補助金を使って、本格的改修の90万円の限度額で強度アップの改修が可能ならば、改修工事を行おうかと思っていますが、実際のところ、この金額でそこまでの改修は可能なのでしょうか?

 
もちろん、これだけの情報では判断のしようがありません。
それぞれの物件によって、最も効果的な改修策が異なりますし、規模も違ってくるからです。

しかし、香川県で全額補助の上限額となっている、90万円で本格的改修を行った事例はあります。
例え、90万円に収まらなくても、90万円までの補助が利用できれば、全てを自前で行うよりは圧倒的にお得です。

地震も補助金も待ってはくれません!。
まずは、耐震診断からスタート下さい。
(耐震診断の補助金は90%、上限9万円までですので、若干の自己負担が必要です)